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オリンピックに向けて風俗・AV等エロへの警察当局の取り締まりが厳しくなっている中、
取り締まりをかいくぐる新たな形態のエロへと、エロは進化を遂げている。
たとえは悪いが抗生物質の利かない新種のインフルエンザウイルスのように。
エロの撲滅は、人類の撲滅に等しいので、これは実は至極当然のことで、健全なことだとさえ思われる。
そもそも日本は何故エロを隠そうとするのか?オランダなどは売春街の「飾り窓」という観光名所があるくらいなのに。「SEXショップ」等、モロな名前の店もあり、まさにエロ全開である。表向きはまじめだけど、裏ではめっちゃエロいというのが日本人の気質だとすると、外人に日本人のエロいとこを見られるのが恥ずかしいということなのだろうか…?
いずれにしても、エロの取り締まりは新たなエロを生む。テロの取り締まりが新たなテロを生むように。
例えば、「同人AV」は、これから猛威を振るいそうな新ジャンルのAVだ。
「同人AV」は、プロダクションやメーカーを介さず、仲間同士で趣味で製作されるAV。
モデルの募集や機材・スタジオの準備、販売・宣伝はすべて自分たちで行う必要があるが、好きなAVを自由に作れる。
「同人AV」台頭の背景には、4つの要因が考えられるだろう。
ひとつ目は、「出演強要」問題を契機とした警察によるAVプロダクションの締め付け強化とそれによるAVプロダクションの衰退(AVプロダクションの業務そのものを完全否定する裁判所の判決も)。
二つ目は、カメラや動画編集ソフトの進歩と低価格化で、個人でも手軽にエロ動画が作製できるようになったこと。
三つ目は、主にツイッター等SNSの発達で、モデルの募集と作品の発表・宣伝が効率的かつ低コストでできるようになったこと。
そして最後に、「ギュッと!」「ディーエル・ゲッチュコム」「FC2コンテンツマーケット」等のように、個人がAV作品を販売する販路ができていること。
これらの要因により、現在の日本は「一億総AVメーカー時代」とでも言える時代に突入しているのである。
では、AVプロダクションがもはや不要なのかというと、そうとも言い切れない。
AVプロダクションはAVメーカーに女優を派遣するという役割を担っているが、これはAVメーカーやAV女優双方にとってメリットがある。AVメーカーにとっては、AV女優募集という法的にグレーの業務を委託できる。AV女優にとっては、メーカーへの営業やメーカーとのギャラの交渉、撮影スケジュール管理など、面倒くさいことを代行してもらえる。マネージャーがつくのも、女優としては有難い。何より、テレビ局や出版社とのコネで、タレントや芸能人などへの道も開かれる。芸能人からAV女優へのルートよりは難しいが、人気AV女優になれば、テレビ・ラジオ出演などのオファーがくることも少なくないだろう。デメリットは、契約や給料を巡るトラブル等、事務所との面倒くさい関係である。
その点、「同人AV」に出演する女優は個人で活動できるため、その辺の面倒くささはない。ただし、撮影者との報酬の交渉やスケジュール管理はすべて自分で行わなければならない。撮影者が信用できる人物か見分ける眼力や勘も必要になる。販路が限られているため、有名になるのも難しい。有名になるつもりはないが、エロが好きで趣味を兼ねて小遣い稼ぎがしたい方には「同人AV」が合っているだろう。
下記に「プロダクション」と「同人AV」の比較をしてみたので、ご参考になれば幸いである。
【プロダクション】
・手軽さ…×面接や契約などがある。
・将来性…〇芸能界デビューの道がある。
・安全性…〇マネージャーがつく。
・稼ぎ…△事務所の取り分を引かれる。
【同人AV】
・手軽さ…〇面接や契約などがない。
・将来性…×芸能界デビューの可能性は低い。
・安全性…×マネージャーがつかない。
・稼ぎ…△全部自分の稼ぎだが、単価が低い。
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